BL作家インタビュー

藤原万璃子先生
ミルククラウン初登場となる最新作『スタンド・バイ・ミー』の配信がスタートしたばかりの藤原万璃子先生に、同作誕生のきっかけ、キャラクター作りの秘訣など、創作の裏側についてアレコレお聞かせいただきました!
Q.1『スタンド・バイ・ミー』はどのようなところから着想されたのでしょうか。作品をつくるうえで最初に決めた設定は何でしたか?
藤原実は、本作のプロットを立てたのは10年以上前でして……正直言って、よく覚えていません(汗)。たぶん、南カリフォルニアを舞台にして、子持ちでちょっと天然っぽい主人公が書きたいな……とか思ったのじゃないかと(大汗)。ですから、最初に決めた設定は「主人公が子持ち、年上受け」ということでしょうか。

『スタンド・バイ・ミー』より
(著:藤原万璃子 イラスト:羽田共見)
Q.2ご執筆に入られる前、準備をする上でもっとも時間をかけたのはどんなところですか?
藤原南カリフォルニアの暮らしぶり……でしょうか。ガイドブックや写真集、エッセイ集だけでなく、海外ドラマや映画も参考にしました。実は、舞台にしたコスタ・メサには実際に身内が住んでおり、私自身何度か訪れたことがあるので(レドンド・ビーチの蟹は本当においしいです)、その時の経験と身内の話がいちばんの資料になりました。
Q.3キャラクター・ストーリー・世界観など、何を起点にお話を膨らませていきましたか?
藤原作品によってまちまちですが、外国を舞台にする場合は、その土地のイメージを起点にすることが多いように思います。たとえば今回でしたら、澄みきった青い空、さんさんと降り注ぐ太陽の光、ヘルスコンシャスで明朗で快活で、でも夜の闇にはジャズとブルースと人々の愛と欲望が渦巻いている……というような。
そんな異国の街にやってきた主人公の夢と挫折と、愛と人生と……そんなことを考えながら、同時進行で主人公のキャラクター設定、相手の設定、このふたりが出会い、あるいはつきあっていきながら、主人公がどのように変化し、成長していくか……その過程をどのようにストーリーに盛りこんでいくかを具体的に構築していきます。


『スタンド・バイ・ミー』より
(著:藤原万璃子 イラスト:羽田共見)
Q.4キャラクターは、外見・性格・ポジション等、何からつくることが多いですか? キャラクターができた順番と併せて教えてください。
藤原たいていは主人公から考えます。今回でしたら慎也で、「ジャズ・ピアニストを目指してアメリカに渡った日本人」という設定から、性格、外見、を作っていきました。次が光で、「主人公の息子で日米ハーフ、思春期」、その次がディランで、主人公がぽやぽやしたタイプなので、ちょっと陰のある骨っぽい攻を……と考えて設定しました。
Q.5キャラクターをつくるとき特に注意した点、意識した点を教えてください。モデルのいるキャラクターはいますか?
藤原慎也は子持ちでバツイチ(しかも奥さんに逃げられてます)なので、老けたというか疲れたというか悪い意味で世慣れた印象にならないように注意しました。光は、「何を考えているかわからないとっつきにくいお年頃」なので、印象が希薄にならないように。ディランは、上記とダブりますが、主人公がおっとりした天然タイプなので、ちょっと陰のある骨っぽい攻……をイメージしました。
モデルは特にいませんが、ディランには、名前の同じ、『ビバリーヒルズ青春白書』のディランがちょっと入っているかも知れません。なので、もしドラマCDにしていただけるのなら、ディラン役はぜひ小杉十郎太さんで(笑)。

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