BL作家インタビュー

大和名瀬先生
  1. 前編から読む

――デビューされたあともBLは読み続けていらっしゃいますか?
大和それはもちろん。献本でいただく雑誌は毎回楽しく読んでいますし、気になる作品や好きな作家さんはコミックスも買っています。
――小説はいかがでしょう。
大和以前はよく送っていただいた雑誌を読んでいたのですが、最近は雑誌の数が減ってしまったのもあって、日常で読む機会は減ってしまいました。今は気になる話題作を買ったり、挿絵のお仕事をやらせていただいたのをきっかけに、その小説家さんの別作品を読んだり。ただ最近は挿絵のお仕事も減らしていまして。
――それはやはりマンガのお仕事に集中するため?
大和一番の理由はそうです。ノリで描いていた昔と違い近頃はウンウン唸りながらマンガを描くようになったので、単純に時間がなくなってしまったのと、もうひとつ、自分の絵柄が最近の流行とは違うことがすごく気になりまして……。正直、私の絵じゃ売れるものも売れなくなってしまうんじゃないか、物語の邪魔になってしまうんじゃないかと本当に不安になってしまったので、挿絵は控えようと思いました。

© 大和名瀬

――そうなんですか!? いつも華やかで美しいなと思って拝見していますが……。でも依頼自体はあるのではないですか?
大和はい、ありがたいことに。でも絵に自信がないことを説明したうえで、挿絵のお仕事を控えていることをお伝えしてご理解いただいています。ただ、昔から私の作品を読んでくださっていたという小説家さんから、熱くご指名していただけることがありまして。そういうときは、本当に私でいいですか?ありがとうございます、とビクビク嬉し泣きながらお引き受けしています。なのでまったくなくなることもないかもしれませんが、それでも年に1本くらいになるんじゃないかと思います。
挿絵の仕事は、気張らずいつも通りを心がけて
――挿絵のお仕事でキャラクターをデザインする際に注意していることを教えてください。
大和小説を読んで、自分が受けた印象をもとに一生懸命描きはするんですけど、やっぱりまずは小説家さんの中にあるイメージが大切なので、何か気をつけるというよりは、とりあえず私なりに描きましたけどどうですか?とお伺いを立てるような感じです。基本的にあまり冒険をすることはありませんね。挿絵のお仕事でもキャラクターに幅を持たせられる方はいらっしゃいますが、私はキャラに幅を持たせようとすると、編集者さんにもうちょっといつもみたいな感じで、といわれることが多いんですよ。
――先生にお願いする時点で、具体的なキャラクターイメージをお持ちなんでしょうね。
大和そうなんですよね。小説に「明るく元気でよく日に焼けた少年」という描写があったので、肌の色を変えたほうがいいのかなと思って編集者さんに聞いてみると、「いつも通りで」といわれたり、「すごく童顔に見える大学生」と書かれているけれど、大学生だしなと思ってそこそこ大人にしたら、「いつもみたいにもっと子どもっぽい感じでいいんです」っていわれたり。そこまで童顔? 中学生になっちゃうけど……といったら、それでいいといわれてしまって(笑)。描写を気にしてこだわろうとすると外してしまうことが多いので、変に気張らずいつも通りで、と心がけています。


はじめてご利用の方へサイトマップ会社情報特定商取引に基づく表示