BL作家インタビュー

かのえなぎさ先生
  1. 前編から読む

Q.1初めて目にしたBL作品は何ですか? そのときに抱いた感想を教えてください。BL作品ではないけど、BL的香りを感じたお気に入りの作品がありましたら教えてください。
かのえ小学生のときに読んだ『ツーリング・エクスプレス』です。男同士のエッチな場面があったのですが、わけがわからないなりにドキドキしました(笑)。
 ミステリー小説ばかり読んでいた時期があり、高村薫先生の作品に出会って、ものすごくハマりました。BL的香りは、いまさらわたしが説明するまでもなく……。いまだにときどき読み返しては、ときめいています。
Q.2ご自分の萌えを開花させたのは何だと思いますか?
かのえ高校入学のときにもらったワープロの存在ですね。自分の萌えを目に見える形にする、ということを思いつき、本当に書き散らしていましたから。だからといって人に見せることなく、文章の書き方の本を読み込んで、どうやって小説を書けばいいか一人で試行錯誤していました。
Q.3BL作家としてデビューするまでの経緯を教えてください。
かのえ学生時代、たまたまBL雑誌を手に取ったら新人賞の募集がありまして、わたしも書けるかも、と思って複数の雑誌に投稿したのが始まりです。同時期に数誌で入賞し、そのうちの一社さんから声をかけていただき、デビューが決まりました。

『黒の情熱~淫らな戯れ~』より
(著:かのえなぎさ イラスト:史堂櫂)


『黒の情熱~淫らな戯れ~』より
(著:かのえなぎさ イラスト:史堂櫂)
Q.4「北川とも」「かのえなぎさ」とペンネームをふたつ使われるようになったのはなぜですか?
かのえ北川とも名義である程度の作風が印象付けられていたので、それを払拭するために別のペンネームを使いませんかと、ある出版社さんから提案されたからです。しばらくは使い分けていたのですが、途中から面倒になりました(笑)。
Q.5デビューから14年、作家生活を振り返っての現在の率直なお気持ちを聞かせてください。
かのえデビュー時、記念に1冊出せたらいいかなー、とのん気に考えていたのがウソのようです。学生と作家、会社員と作家という兼業生活をそれぞれ経験して、いまだに書く仕事をできていることが不思議な気がします。
Q.6デビュー当時と現在とで、大きく変わったなと思うのはどんなところですか? 変わらないなと思うのは?
かのえHシーン書くの大好き、と言っているわたしですが、デビューしたときは、恥ずかしくてHシーンが書けませんでした。1ページ書くだけで、とんでもないものを書いたような気持ちになっていました。  空白を字で埋め尽くしたくて仕方ない衝動だけは、いまだに変わりません(笑)。みっちりと字が詰まっているのが好きですが、読まれる方のことを思うと、改行、改行。



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